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DVD【ハチミツとクローバーII 】 感想
2009-03-20 Fri 15:37
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 「ハチクロ」の完結編。
 1期が、切ない片思いを描いてなんだか水彩画のようだったのに対して、2期は、自己の存在理由の域まで踏み込んで……エッチングのように感じた。
 時とか、心とか、そういうものに彫りこんでいくもの、そんな感じ。

 物語の中心は、山田と野宮、そして森山兄弟、なのかな。
 真山に片思いしてて「こんなに好きなのにどーして」ってきゃんきゃん言っていた山田が、どれだけ思ってもどうにもならないことがあって、でもそれは決して悪いことではなくて、同時に自分自身が周りに壁をつくっていたことに気づいていくあたりの描き方がうまい。
 にしても、山田があーだこーだとやってるのに、真山はちゃっかりうまくやってるところがちょい、むかっとしてみたりしてww
 でも、理加さんをひきとめたあの方法はGJだった。つか、あのシーンは男前すぎた。
 
 で、謎の森山先輩の過去が明らかになるんだけど…。
 単に、兄弟の復讐譚にせず、「才能を持つもの」「持たないもの」の物語にしてるところが、にくい。ま、これが後につながっていくんだけどね。

 そして、はぐちゃん。
 はぐみにあんな不幸が訪れるとは、作者さまひどすぎだと、真剣に憤慨したよ。
 でも、大怪我をしたことによって、はぐみは、描くことをやめられないと、自分の一番大事なことはなにかと気づく。で、あの選択だ。
 「絵なんかやめてしまえ」と、憧れてる森山に言われて、嬉しかったけど悲しかったんだろうね。
 「やめてしまえ」といえる森山は、やっぱり才能を持っているからなんだろう。持っているから、捨てることに躊躇がない。はぐみの過去がちらちらと入ってくるけど、教室で一人エンピツ持って絵をかいてたり、祖母と一緒の居間から風景を延々とかきつづけていたり、で、描くことで自分を保ってきたんだろうなと。だから、才能があるといっても森山のそれとは違うんだなぁと。

 1期で竹本が自転車で自分探しの旅に出た時に、「ただペダルを前に前にこぐ」っていう表現が何度もでてきていたけど、はぐみにとって描くことは、そういう類のものだったんだろう。
 
 そして、竹本。
 最後まで純粋だったな、竹本。最後のサンドウィッチのシーンで、私もなきました。「はぐちゃん、君を好きになってよかった」って、も、この一言がこの物語を完璧に集約してるよ。

 届かなかった片思いは、自分の中で輝く大事なものになるんだよ。
 きっと、これはそういう物語。


ハチミツとクローバーII Vol.4 (初回限定版) [DVD]
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 ↑放送時、最終回の竹本は野島さんでしたが、DVDは神谷さんがやってます。
 事故で、最終回のアフレコできなかったそうな。

 で、ネットは…。
 野島ヴァージョンも、神谷ヴァージョンも見ることができました。
 たぶん、竹本の絵を見て普通に想像する声っていうなら野島さんなんだろうな、と思ったぐらいで、それはそれですんなり入っていくことはできたんだけどね、やっぱ…。
 神谷さんの声の硬質さって、竹本の妙な頑固さに通じていたなぁとしみじみと思ったのであった。
 4年間ずーーっと思い続けて、あまつさえ目の前で他の男にかっさわられて、それでも「好きでよかった」っていうのは、ある意味頑固でしょww
 でも、DVDに間に合って本当によかった。
 あの最終回のあの一言のための9か月だったといえるものだったから、本当に、本当に、事故から復帰できてよかったなぁと思います。
 神様、ありがとっ!



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