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≪青い文学≫第7回 第8回 「こころ」 【感想】
2009-11-23 Mon 15:19
 夏目漱石の「こころ」の<先生>が親友を裏切り、自殺に追い込んだという部分を、描いている。

 7回の「こころ 夏」は、<先生>の視点から。8回の「こころ 冬」はKの視点で描かれたんだが…。

 視点で季節が違うのは、よーするに心理的なものの象徴なんだろうと解釈するとしても、なんともいえない消化不良感が残ったんですけど。
 ま、基本的に<先生>はKを裏切ってお嬢さんと結婚したと、そのためにKは自殺したと思ってるみたいだけど、そもそもまともに学校にもいってない、父母の後ろ盾もない、身ぎれいにもできないKがお嬢さんと釣り合うと考えるのが間違ってるだろうが。もっとも、<先生>はそういう風に感じる自分が、上から目線になっている、高等遊民の嫌な部分と思って、罪悪感をつのらせたんだろうけどね。
 Kの自殺に<先生>の罪はないと思うんだが、それはアニメとして成功してるんだろうか、そうじゃないんだろうか。

 結局、高等遊民の自意識が<先生>を苦しめていく、って結論つけていくなら、自殺に責任があると明確にする必要はない。むしろあってはいけない。でも、単に<先生>のせいで自殺したと結論つけたいのなら、あれでは不十分だったんじゃないかな。

 にしても、不可解なのはお嬢さんですよ。
 「夏」では、Kとなにかあったっていうにおわせたところはあっても明確ではなかった。(明治の文豪作品だから、あからさまに描くことは、まぁまずないけどさ) でも「冬」では…。
 だったらなぜお嬢さんは、Kの待つ駅に行かなかったんでしょうねぇ。
 むしろ一番の罪びとは(「冬」の表現では)お嬢さんで、<先生>はその罪をかぶったって感じですな。

 ともあれ、「こころ」のメインは、過去話じゃなくてこの1件で生きる屍みたいになってしまった<先生>じゃないんのかなぁ。もっとも、それをアニメにっていうのは難しいすぎると思うが。

 「冬」の湯たんぽが、ものすごくよかった。
 お嬢さんがいると、Kの世界に色彩が戻るっていうのは、わかりやすいけど、ちょっとあざとかったかな。



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